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あじさいの“花”
2010年 06月 18日
今月のこのblogトップ画像は、がくあじさい。
周囲にひらりひらりと見えている「花」らしいのが装飾花で、 花弁のように見えるのは、萼(がく)なんですね。 そして、中央にたくさん集まっている小さなものが実際に受粉する「花」。 前者(装飾花)は受粉しない中性花で、生殖機能は退化しているのに対し、 中央に見えているのは両性花で、おしべ・めしべが機能しています。 がくあじさいは、西洋あじさいの原種。 こうして、装飾花と受粉する花とが別になっているのは 西洋あじさいも同じです。 より、装飾花が全体を覆い、明るい印象ですね。 ちょっと、近寄って見てみると…。 もっと近寄って…。 こんなにかわいらしい花が!! 西洋あじさいでは、表面に見えているのはすべて装飾花で、 受粉して種子を作る花は、こうして華やかで大きな装飾花の背後に ひっそりと咲いています。 別の株を見てみましょう。 これは、花がわかりやすいですね。 こちらは、蕾の状態。青い蕾が見えます。 これが受粉する花だということを見ていただくのには、 この、昨年咲いたあじさいのかれた姿を見ていただくのがわかりやすいかも。 装飾花が薄く枯れている中で、 ちいさなちいさな蕾のような実ができているのがわかるでしょうか。
by ryusei-ha
| 2010-06-18 12:11
| 雑記
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Comments(4)
花弁が萼であることは知っていました。その中央にあるのが花・・・それが中性花で、背後に咲いているのが種を作る花とは知りませんでした。
家にも紫陽花が咲いているので、よーく見てみたら、ありました。もぐってひっそりと咲いていました。もぐっていたら虫が受粉しづらいのに どうしてこんな複雑な仕組みになっているのでしょうね。生き残る為の知恵なのでしょうか???
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ryusei-ha at 2010-06-23 16:44
本当に不思議ですよね。こうしてじっくりとアジサイを見て以来、他の装飾花(ブーゲンビリアなど)もじっくりと見てみるようになりました。たしかに、考えてみたら受粉しにくそうですよね。園芸品種として改良されていった結果、でしょうか。。
はじめまして、meiho-先生のところから来ました。
先日、開き始めたばかりの紫陽花の写真を撮った折り、真ん中に小さなつぼみがあるのを発見したのですが、あれが本当の花だとは知りませんでした。 いったい何年お花の先生をしているのか・・・。 とても参考になりました。 また寄らせていただきます。
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ryusei-ha at 2010-07-06 21:46
なんと!遅ればせながらコメントありがとうございました!!!あじさいのヒミツ(?)を知ってからは、この季節、少し開きかけた中性花や両性花を見つけては、ついじっくり眺めてしまいます。
またぜひこのblogへもお立ち寄りください! |